口コミから学ぶウォーターサーバーの失敗しない選び方

2021年10月7日
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暮らしを便利にしてくれるウォーターサーバー。でもいざ導入しようとすると選び方がわからないなど困ることも。水の種類・サーバーのタイプ・使い勝手・コストのポイントにわけて、くわしくご紹介します。

暮らしを便利にしてくれるウォーターサーバーですが、いざ導入しようとすると決めるのは難しいもの。種類が多すぎて選び方がわからない、料金が高くなりすぎないか心配、といった理由でそのままになっている人も多いのではないでしょうか。

自分にぴったり合うウォーターサーバーを選ぶには、契約前にそれぞれの違いを知っておくことが重要です。この記事では、「水の種類」「サーバーのタイプ・使い勝手」「コスト」の3つのポイントに分けてご紹介します。

選び方の基準を把握して、ウォーターサーバーでいつもの暮らしに「便利」と「快適」をプラスしましょう。

天然水?RO水?水の種類を知る

ウォーターサーバーのメーカーが取り扱っている水は、大きく分けると「天然水」と「RO(アールオー)水」の2種類に分けられます。

天然水は、自然の中から汲み上げた地下水や湧水に、最低限の加熱殺菌処理とろ過を施した水で、天然由来のミネラルが含まれています。

RO水は、天然水や水道水を高性能フィルターでろ過して、不純物やミネラル成分を極限まで取り除いた、ピュアウォーターです。

このほか家庭の水道水を浄水して使うサーバーもあります。この水道水ウォーターサーバーの場合は半年~1年に1回程度、本体に設置したフィルターの交換が必要です。

宅配水ウォーターサーバーと水道水ウォーターサーバーの違い
メーカー名 水の種類
プレミアムウォーター 天然水
コスモウォーター 天然水
ワンウェイウォーター RO水/天然水
クリクラ RO水
ウォータースタンド 水道水浄水型

ミネラルの違い

「ミネラル」とは、水に含まれるマグネシウムやカルシウム、ナトリウムなどの成分のことです。含まれる量によって水の味にも影響を与えます。ミネラル成分が多い水は「硬水」、少ない水は「軟水」に分類されます。

天然水は、採水地によって含まれるミネラルの種類や量に差があります。ただ、国内で採水される天然水はほとんどがミネラル成分の少ない軟水ですので、個人差もありますが、ひと口飲んで明確に分かるほどの差はありません。

RO水は、ROフィルターによってミネラル成分まで取り除いた純水(ピュアウォーター)です。腎臓の機能が発達していない赤ちゃんのミルク作りをはじめ、お茶やコーヒーの味を引き出すのに適しています。味わいを深めるために、ろ過後にミネラル成分を配合しているRO水もあります。

天然水とRO水の違い

味については人それぞれという面も

水の味に関しては、「天然水のほうがおいしく感じる」という意見も少なくありません。しかしながら、RO水や水道水浄水型でも味に関する満足度は高いため、優劣を判断するのは難しく、何よりも個人の好みに大きく左右されます。

水の味にさほどこだわりがないのなら、思い切って選択肢としての優先度を下げ、サーバーの機能などほかのポイントを重要視して決めるのもひとつの方法です。

サーバーのタイプ・使い勝手を知る

サーバーの使い勝手がいいことは、ウォーターサーバー選びで最も重要です。設置場所に合わないタイプを選んでしまったり、ボトル交換が大変だったりすると、「導入したのにあまり使わなかった」という結果に終わることもあるので、慎重に検討したいポイントです。

サーバー選びで大切なポイントは下記の4つです。

ポイント

  • 設置場所は誰もが使いやすく邪魔にならないところを用意する
  • ボトル交換にかかる手間を想定しておく
  • ボトルの設置位置別にメリット・デメリットを把握しておく
  • 子どもがいる家庭はチャイルドロックの使い勝手も重視する

床置き型か卓上型か、設置場所はどこにする?

床置き型は、サーバー本体を直接床に設置します。種類が豊富で、機能やデザインの面からも好みの機種が見つかりやすいというメリットがあります。ただし高さを変えることができず、背の高い人はかがむ必要があるなど、使いにくい一面もあります。

卓上型は、テーブルやキッチンカウンターなどに乗せて使うタイプです。省スペースで場所を取らず、好みの高さに設置できる反面、床置き型よりもボトルの位置が高くなってしまい、結果的にボトル交換がしづらくなることもあります。

床置き型も卓上型も、設置にはそれなりのスペースが必要です。次のポイントに気を付けて設置場所を決めましょう。

ポイント

  • 家族全員が使いやすい
  • 水のボトルが交換しやすい
  • 壁や家具から5~10cm程度離して置けるスペースがある
  • 設置したい場所にコンセントがある
  • 設置場所の耐荷重をクリアしている(卓上型のみ)
  • 部屋が狭いので、どこにでも置ける卓上型を選びました
  • 毎日使うものなので、置く場所のインテリアになじむことも重要だと思います

水の補充・交換のしやすさを確認

ウォーターサーバー用のボトル容量は12リットルが主流です。重量は1本あたり12kg以上になるため、ボトルの設置位置がサーバー上部だと、交換のたびに持ち上げるのが面倒になってしまうこともありえます。

ボトルの重さがネックになりそうなら、「フレシャス」や「クリクラ」など、12リットルよりも容量の少ないボトルを使えるメーカーをチェックしましょう。少ない分、重さは軽くなり、補充や交換のしやすさがアップします。ただし交換の頻度が上がってしまう点には注意してください。

ボトル交換の大変さと簡単さの違い

ボトルをサーバー下部に設置する機種なら、足元で移動させるだけで済み、交換時に持ち上げる必要がありません。女性はもちろんのこと、腰痛持ちの人や腕に力を入れにくい人には適しています。

ただしボトルを下部に設置する機種は少なく、選択肢はかなり限られます。

メーカー
名機種名
ボトル位置 ボトル容量
プレミアムウォーター
スリムサーバーIII
上部 7L/12L
フレシャス
dewo
上部 7.2L
コスモウォーター
smartプラス
下部 12L
フレシャス
Slat
下部 9.3L
  • 「smartプラス」はボトルが足元で交換できるので簡単です
  • 使いはじめてしばらくたってから、ボトルを段ボールから出して持ち上げ、セットする一連の作業が思ったよりも大変だって気づきました

配送方式はワンウェイかリターナブルか

ウォーターサーバーのボトルは「ワンウェイ」か「リターナブル」かに分かれます。ワンウェイは使い捨て、リターナブルは空になった容器を回収して再利用する、という違いです。

ワンウェイボトルは使い終わったら資源ゴミとして家庭で処分できますが、飲んだ分だけゴミが増えていきます。リターナブルボトルはゴミが出ませんが、回収日まで空になったボトルを保管しておく必要があり、そのためのスペースが必要です。

また、ワンウェイボトルはペットボトルのように薄くて軽く、リターナブルボトルは硬くてやや重いという点でも異なります。

ボトルのほか、「フレシャス」のようにビニール製のウォーターパックを取り扱うメーカーもあります。

メーカー名 配送方式
プレミアムウォーター ワンウェイボトル
コスモウォーター ワンウェイボトル
ワンウェイウォーター ワンウェイボトル
フレシャス ワンウェイパック
うるのん ワンウェイボトル
ピュアハワイアンウォーター ワンウェイボトル
アルピナウォーター リターナブルボトル/ワンウェイボトル
アクアクララ リターナブルボトル
クリクラ リターナブルボトル
  • リターナブルボトルの保管が想像以上に大変だったので、使い捨てボトルのウォーターサーバーに乗り換えました
  • ゴミをできるだけ少なくしたいので、リターナブルボトルのウォーターサーバーにしました

機種によって違いが大きい「チャイルドロック」

ウォーターサーバーは、好奇心旺盛な子どもにとって楽しいおもちゃです。いたずらをガードするためのチャイルドロックはほとんどの機種に搭載されていますが、やけど防止目的の温水のみに搭載されている場合も少なくありません。

冷水でも出しっぱなしにすれば、床にあふれたり家具・家電をぬらしたりと大惨事を引き起こす可能性もあります。小さな子どもがいる家庭は、できる限り温水・冷水の両方にチャイルドロックがついている機種を選びましょう。

また、子どもが自分でロック解除してしまう可能性も考慮し、チャイルドロックのスイッチが背面にあるものや、操作ボタンが手の届かないサーバー上部についている機種だとより安心です。

  • チャイルドロックをかけ忘れてしまい、子どもに大量の水を出されてしまいました
  • お出かけ先のお店にあったウォーターサーバーにはチャイルドロックがついておらず、子どもがお湯を出してしまってヒヤッとしました

コストの違いを知る

ウォーターサーバーの利用は長期間にわたって継続するものだからこそ、コストは無理のない範囲にすることが大切です。毎月発生するコストの内訳を知っておきましょう。利用するウォーターサーバーの種類にもよりますが、おおよその目安をまとめました。

月額料金
サーバーレンタル料 0~約3,000円
水の料金 約2,000~約8,000円
電気代 約150~約1,000円
配送料 0~約2,000円
メンテナンス・サポート料 0~約3,000円
イレギュラーコスト
初回金 0~11,000円
初回設置費用 0~11,000円
休止費用 0~1,100円
解約金 0~20,000円

月額費用の違い

ランニングコストのうち、ほぼすべてのメーカーで毎月必ず発生するのが「水の料金」と「電気代」です。それ以外はメーカーによって異なるのでよく確認してください。

ウォーターサーバーのコストのまとめ

水の料金

コストに直結するものですので、使用量を想定したうえで無理のない範囲で続けられる料金のものを選びましょう。

1ヵ月の使用量は、1日1人コップ2杯(400ml)程度が目安になります。1~2名なら12~24リットル(ボトル1~2本)、2~3名なら24~36リットル(ボトル2~3本)、4名以上なら48リットル(ボトル4本)以上と考えておくといいでしょう。水道水浄水型のサーバーであれば、どれだけ使っても水代は水道代のみです。

電気代

機種によって異なります。エコモードが搭載されているウォーターサーバーでは搭載されていない機種と比較すると安くなりますが、使用頻度や使い方、設置環境にも左右されます。また、冷温水機能がない電気を使わないタイプのウォーターサーバーもあります。

サーバーレンタル料

大まかに「無料」「条件付き無料」「有料」のいずれかです。デザイン性が高いものや高機能な機種は有料であることが多く、見た目や機能面を重視するか、コストを重視するかでかかる費用が変わってきます。

たとえばインテリア重視の場合は、無料でノーマルなデザインの機種よりも、有料でも自分好みなデザインのウォーターサーバーを選ぶことで料金以上の満足感を得られる場合もあります。また、レンタル料がかかっても水の単価が安いメーカーもあるので、トータルコストで判断しましょう。

配送料

水を届けてもらうたびにかかる費用です。「配送無料」の表記があっても、一部の商品が有料な場合や、地域によって料金が発生するケースもありますので、必ず確認しておきましょう。

メンテナンス料

サーバーの定期点検などアフターサービスにかかる費用です。定期的な無料点検を提供している場合や機種により点検コストが異なる場合、またサポートプランに加入必須な場合があります。

イレギュラーなコストについても要確認

初回金

レンタル料が無料のウォーターサーバーでも、最初だけ事務手数料がかかったり初回金として費用が発生したりする場合があります。

設置費用

ウォーターサーバーを室内に設置してもらうのにかかる費用です。配送されてきたものを自分で設置する分にはかかりません。

休止費用

水の定期配送を2ヵ月間連続で休止するなどした場合に支払う費用です。定期配送ではないメーカーなど、休止制度のないメーカーもあります。

解約金

定められた契約期間の途中で解約するときにかかる費用です。解約金が発生しないメーカーもあります。

このようにウォーターサーバーにはさまざまなコストが発生します。トータルコストを試算し、有料の項目に関してはコスト以上の価値が得られるかどうかも考慮して選択すると良いでしょう。

  • ウォーターサーバーを導入した結果、確かに出費は少し増えましたが、ペットボトルからマイボトルに切り替えてゴミを大幅に減らすことに成功。暮らしがちょっと豊かになったような気もします

見落としがちな購入ノルマに注意

ほとんどのメーカーは、毎月の購入数にノルマを設けています。購入数がノルマに達しないと、無料だったサーバーの月額レンタル料が有料になるなど、何らかの料金が発生します。

ボトルの単価が安くても、ノルマ以下の量しか消費しない場合、結果的に割高になってしまうことが少なくありません。購入ノルマの有無と、その量を1ヵ月で消費できるかどうかは必ず事前に確認しておきましょう。

「ワンウェイウォーター」や「プレミアムウォーター」は、あらかじめ決められた配送ペースで水が届く定期配送のシステムです。長期で不在にするときや水があまってしまったときは一時休止できますが、休止期間によって休止料が別途発生します。

メーカー 購入ノルマ本数
クリクラ
2本(24L)
※3ヵ月で6本(72L)
ワンウェイウォーター
RO水:3本(36L)
天然水:2本(24L)
プレミアムウォーター 2本(14Lまたは24L)
フレシャス
2本(18.6L)
4パック(18.8L)
4パック(28.8L)
※機種によって異なる
  • 最初はノルマの量を飲みきれるか心配でしたが、水をよく飲むようになりむしろ足りないくらいです
  • 一人暮らしで毎月24リットルは使い切れず、水がたまってしまいました

初期費用や解約料が高額な場合も

初期費用や解約料は、1回限りのものとはいえ高額な場合もあり要注意です。解約料は、ほとんどのメーカーで決められている最低利用期間内に解約すると発生します。長期契約すると水代が割り引かれるプランもありますが、3年などの長期利用が必要で解約料も高額なため、利用想定年数など少し先を見越して契約しましょう。

メーカー 発生条件 解約金
クリクラ 解約金なし 0円
フレシャス 2年以内での解約 9,900~16,500円
コスモウォーター 2年以内での解約 9,900円
アクアクララ 1年未満での解約 6,600円
ハワイアンウォーター 1年以内での解約 11,000円
ウォータースタンド 1年以内での解約 6,600円

口コミから学ぶ失敗しない選び方のまとめ

  • ウォーターサーバー選びのポイントは「水の種類」「サーバーのタイプ・使い勝手」「コスト」の3つ
  • 特に「サーバーのタイプ・使い勝手」が重要で、水の交換はルーチンワークになるためできるだけ負担がかからない方法を選ぶ
  • コストは水代や電気代だけを気にするのではなく、サーバーの月額レンタル料などの諸経費もチェックして総合的に判断するのが大切

※この記事は2020年10月時点の各社公式発表情報を元に作成しています。商品や金額が異なっている場合もございますのでご了承ください。